フリーランスが簿記を学んだ方がいい4つの理由

サラリーマンからフリーランスに転向したら、当たり前ですが、すべてを自分の責任で仕事以外の事をやらないといけません。 そのなかで一番大変なものはもちろん「確定申告」です。
サラリーマン時代のように当たり前ですが給与ではないので、収入から生活費等をいくら割り当てるのかなど自分で管理していかないといけません。
ここで気を付けないといけないのが所得税・住民税・国民健康保険料などの税金や保険料で、サラリーマン時代の給与のように天引きされないので後から支払いが発生します。この「後から」が目に見えないので怖い。フリーランスの場合、確定申告した際の所得から税金を計算しその後に支払いしますので、その分を考慮しておかないと破綻してしまいます!

確定申告するには、日々のお金の動きを自分で帳簿管理します。その際に基本となるのは仕訳作業ですが、会計の業務などに携わっていなければなんのことやらわからない単語が一杯出てくるのではないでしょうか。 幸い私は就職活動の一環で日商簿記2級を取得していたので、その際の知識がおおいに役に立っています。

というわけで、その経験をもとに簿記を勉強した方がいい理由をご説明します。

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簿記の知識をつけると何がいいのか?

仕訳の意味がわかるようになる

確定申告するにはお金の動きをきちんと仕訳して記帳しておかなければいけません。
仕訳にはこの場合はこの勘定科目を、貸借どちらに記載するなど結構専門的な知識が必要になります。
苦手な人には苦痛な作業です。
簿記を学んでおくと仕訳の基本となる「資産」「負債」「資本」「費用」「収益」の基礎知識がつき勘定科目などのあたりも付きやすくなります。

お金の管理が身についてくる

簿記の仕組みを理解し仕訳していくことで、より詳しく自分の経済状況を把握できるようになり、お金の管理に関してもしっかりとできるようになります。家計簿をつけるのと同じ感覚ですね。
これは自分でもはっきりとわかる位、前と後では違いがでてきました。

決算書の読み方がわかるようになる

決算書には「貸借対照表」、「損益計算書」などの財務諸表のことですが、この読み方がある程度理解できるようになってきます。
自分の経済活動分しかり、ほかの会社の決算書も読めるようになってきますので、会社の経済状況なども把握できるようになります。 そのまま仕事にはつながりませんが投資等を将来考えている場合などはこの知識が役に立つこと間違いなしです。

青色申告特別控除で65万円の控除を受けることができる

確定申告に複式簿記を使用することで、65万の控除を受けることができます。
白色申告の単式簿記では10万のみ。これは大きな違いなので基本的に青色申告をしないと損です。

それじゃあどのレベルまで学べばいいの?

システムエンジニアやデザイナー等の職種であれば、日商簿記3級レベルの商業簿記知識があれば十分だと思います。
日商簿記2級だと工業簿記が入ってきますがこれは、原材料の仕入~生産~販売等の会計知識となりますので。

日商簿記3級レベルであれば、毎日1時間位の勉強で1週間もあればある程度は理解できるようになります。

まとめ

いかがでしょうか。 簿記を敬遠するのではなくうまく付き合っていけば自分にとって有用になりますので是非うまく付き合っていきましょう。

ちなみに私は「マネーフォワードクラウド(MFクラウド) 確定申告」を使用しています。はじめての確定申告でも分かりやすく使えるようになってるのでオススメです。